目次†2018年12月。
俺の向かいには産業医が座ってる。
そして───、机の上には10月の健康診断の結果が記載された紙がある。産業医「このままだと色々ヤバいから、肝臓の治療をしてください」
去年も同じ事を言われた。
その時はγ-GTPは630だった。
しかし。
1年前、産業医はこう言ったのだった。「腎不全だから病院に行きなさい」
「1年前(注:2017年を指す)にも病院行けって言ったけど、行ってないよね? はっきり言って俺氏の事信用してないから!」
産業医はヤブである。どう見てもアルコール性肝機能障害である事は明白なのだが、『腎不全』と言った時点でヤブ確定。
その上、この傲慢な態度である。
こんなヤブに付き合う暇はない。そんな訳で、普段通っている病院に行って、血液検査結果を見せた。
かかりつけ医「どう見てもアルコール性肝機能障害。腎不全? その産業医は間違ってる」
俺「ですよねwww」そして、産業医との再面談。
当然、俺はキレた。俺「腎不全? どうみても典型的なアルコール性肝機能障害だと医者は言っていた。俺もそう思う」
俺「血液検査の結果すらマトモに読めないのに何言ってんの?」
俺「アンタ、俺の事信用してないって言いましたよね。俺もアンタの事1mmも信用できねーよ」
俺「アンタとは治療方針も共有したくない」
ヤブ「そうは言っても貴方の躰が心配だから〜ry」
俺「こないだの面談で、そんな事、一言も言わなかったクセに。今更何言ってんの。一度信用を崩しておいて虫が良すぎるっつーの」
ヤブ「………………」そして、今年の結果が出てきた。
その紙にはγ-GTP:1430、と書かれていた。
さすがの俺も、この数字はちょっとマズイと理解している。
しかし、産業医の事は全く信用していない。そんな訳で、去年と似たやりとりを一通り繰り返した後、俺は再度かかりつけ医の所へと足を運んだ。
かかりつけ医
「……うーん。俺氏はどうみてもアルコール依存症です」
「久里浜の病院(注:TOKIOの山口が入院してた所)に入院する? 紹介状書くよ」
「何とか通院で? 依存症ってのは本当に難しいの。専門の先生に診て貰わないと、貴方、5年後の未来は見えないよ」と宣告された。
最終的には、隣の市にある病院に、知り合いの依存症に詳しい先生を紹介してもらった。†「断酒だね」
紹介された医師は、僕を一刀両断に斬って捨てた。
続けて、「僕がアメリカ留学に行く前に、今の俺氏と同じ様な患者を何人も抱えてた」
「僕が『断酒しろ』と勧めても『死んでも良いから飲む』と言ってた患者は、2年後に帰国したら全員死んでた」「──────」
僕は、言葉がでない。
さすがに重い。
っつーか重すぎる。そして。
正月休みの10日前。僕は断酒する事にしたのだった。
一言で表せば、『酒飲みたい』に尽きる。
年末年始、おせちだすき焼きだ何だ、と世間にはお酒のオトモに相応しい食べ物が、スーパの棚に陳列される時期。
これを断酒して過ごすには荷が重い、というものだ。けど、2年以内に死亡、と言われている身、ありったけの自制心を注ぎ込んで、何とか断酒を守っていた。
そして。
ようやくここでタイトルに繋がる。休日、何もする事がないと酒の誘惑が激しい。
本当にただ、それだけである。そんな訳で、数年前に「休日は、バイク乗るより朝から酒飲みたい」という理由で降りたバイク生活を再開する事にしたのだった───。
†では、何に乗るか。
これは簡単に決まった。 前回降りた時の経験を踏まえ、いくつかの条件を挙げ、それに見合ったバイクを選ぶだけだからだ。
その条件は、
- 車検がない250cc
- フラットダート位なら何無く行ける
- 高速巡航が辛くない
- 格好いい
- 夢がある
この条件では、ホンダCRF250RALLYしか選択肢がない。
一応オン主体で考えると、 CBRとか R25とか GSRとか V-STORMとか Ninjaとか VERSYSも選択肢に入る。
しかしオンもオフもどっちもイケる(注:中途半端とも言う)のは、CRF250RALLY一択である。ところで、なぜこーゆー選択肢にしたか。
それは、バイク歴に起因する所が大きい。前に乗っていたのがドゥカティ ムルティストラーダで、素晴らしいバイクで概ね気に入っていた。
では、何故降りたのか。
それは、
- 車検が面倒+費用が洒落ならない
- コカしたら高いイタ車でダートとか入る気にならない
- ロードタイヤで峠はそこそこ攻めれるけど、歳のせいかビビリが入ってしまいまともに攻めれずストレス
という理由だ。
なので、飛ばさなくても許されて、あぜ道とかダートにも気兼ねなく入れるバイク、というモノに憧れてたからだ。さて、この用途だと、避けて通れない名車が、他にも1台ある。そう、セローである。
バイク乗り誰もが認める最強のトレールバイクであり、高速巡航にちょっと難があるものの、概ね俺の条件に当て嵌まる。
セローは実に良いバイクだ。
実用的で、トレッキングには最適だ。
風防をつければ高速道路でも辛くない。
ヤマハが30年以上作り続けている名作である。Exactly(その通り)
ただ……。致命的に、夢がない。そう、夢である。
「格好いいバイクを乗り回したいなぁ」
とか、
「こんなバイクで旅に出たいなぁ」
とか、
「持ってるだけで所有欲を満たしてくれるべっぴんさんが欲しいなぁ」
とか、
そんな欲求を満たしてほしいのである。買っていきなり、阿吽の呼吸の熟年夫婦な関係とか、ぶっちゃけ望んでいない。
というか、すぐに乗らなくなって熟年離婚するに決まっている。そんな訳で、バイク選びは決まった。
CRF250RALLYを相棒に選んだのだった。
†さて、ここからが長い。
なんせ、どの店に行っても「メーカ在庫ありません。納期未定。2019年式ってあるの?」と言う始末だ。
複数のバイク屋に遊びに行ったり電話したりしたが、判を押した様に同じ返事だった。
こことか、 こことか、 こことか。買う気満々なのに、在庫がない。
これは、かなりのストレスだ。
俺は元々ストレス耐性は低い。と言うよりストレスに対して非常に弱い。
そんな折、ふとまだ行っていないバイク屋があるのを思い出した。ホンダドリーム厚木である。
ちなみにホンダドリーム茅ヶ崎は訪問済みで、やる気も商品知識も無い店員にあしらわれて退散している。
そんな訳でドリーム厚木店も大した期待せずに訪れたのであるが───俺「CRF250RALLYを検討していて、納期と見積が欲しいのですが」
店長「あー……ちょっと待ってくださいね」
〜〜〜
店長「ぶっちゃけると、CRF250RALLYはマイチェン直前で受注ストップしてます。発表は02/0●、発売は03/2●。ほら、これ」マル機密、と書かれたpdfを見せてくれた。
ま、至極真っ当な対応だと思います。「欲しい」と来た客を「シラネ」と追い返すキチガイじみた正規販売店もあるけどな!そんな訳で、幸いにも俺は真っ当なバイク屋さんに巡り合う事ができ、
買うならここにしよう、と決めたのだった。これを書いている2019年1月中旬の時点では、まだ発表にもなってないし、契約はしていない。
ここの見積もりより6万円ほど高いけど、
- 正規販売店の安心感
- CRF250RALLYはタイ生産でたまにハズレがある
(冷却水が漏れるとか)
(チェーンが斜めに張られててシャフトが削れるとか)- 店長が、話が通じる人
を考えれば、6万円高くても正規販売店で買うメリットの方が大きい。
そんな訳で、買うバイクも決まり、買う店も決まった。 あとは、発表を待って契約するだけだ。
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