相変わらずの激務続きで、メンタルが持たない。
っつー訳で今週も順調に散財している。今回はこれ。
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真っ黒過ぎて何も映ってない(涙)が、ブレーキシリンダである。
純正が省スペース性に優れた横置きに対し、タッチやらフィーリングが良くなる縦置き(ラジアル)シリンダである。ま、その分スペースが必要で、届いた時に速攻で仮合わせしてみたら、
という事が判っている。
- ナックルガードがあるとつかない→ガードを叩いたり曲げたりする必要あり。
- 純正のブレーキホースだと短くてつかない→ブレーキホースエクスパンダという4000円もするぼったくり商品を渋々購入。
その他にも、注射器を使ってエア抜きすると後が楽という情報を見かけたので、注射器やらシリコンホースやらブレーキフルードやらで結局2万以上の出費である。
ま、それでもブレンボのラジポン本体より安いのだけど。(frandoはフルードカップにブレーキスイッチまで同梱されてる)とりあえず金曜までには全部届く予定なので、週末にDIY装着する予定。
ちなみにパッと見たところ、仕上げの粗さは特に感じられず、Brembo社にOEMとして納品しているメーカーだけの事はありそうだ。なお、
Brembo(イタリア)
↓(OEM契約)
Frando(台湾)
↓(委託生産)
Adelin(中国本土)というサプライチェーンらしいのだが、FrandoもAdelinも自社ブランドを持っていて、ほぼBremboな商品を売っているのだから、商魂逞しいというか、何というか。
なお、俺的にはAdelin製でも良かったのだが、オフバイク用の片押し2POTキャリパーに対応しているサイズが見当たらなかったのと、1万円ちょいと、Frandoと価格差があんまなかったので、Frandoにしたwもちろん、金に糸目をつけないならBrembo一択である。
SS900に付けた時はマジ感動したからなぁ>Bremboのラジポン。†という事で、平日を何とかやり過ごし、土曜の朝からラジポン装着に取り掛かった。
想定外だったのは、だった。
- デイトナのエキスパンダが下方向に出てる+90deg以上曲げるな、というアホ仕様で配管レイアウトがクソ大変だった。
- 意外とアチコチの寸法がギリギリで、これ本当にナックルガード付くのか?
とりあえずナックルガードの方は見なかった事にしよう。まずは純正ブレーキマスターからフルードを抜く作業。
どっかのサイトに書いてあったけど、注射器を使ってブレーキキャリパ側から抜くと良い、と書いてあったので従った。
んで、リザーバタンクが空になり、ブレーキ握ってもスカスカになったのを確認して、純正マスタシリンダを外す。で、さっきも書いたけど、オイルラインをどうするか四苦八苦の末、ラジポンを装着した。
ここで、マスタ側のエア抜き穴とリザーバタンクを大気開放しておく(正確にはマスタ側のエア抜き穴にはシリコンホース繋いでフルード飛び散らないようにしておいた)で、さっきキャリパ側から抜いたフルードを力技で押し込む! 押し込む押し込む!
すると、無事にリザーバタンクの1/3位までフルードが圧送されたのを確認して、キャリパ側からフルードを圧送するのを終わりにした。あとはマスタ側のエア抜き穴を閉める→レバーが数回ニギニギ、レバーを握ったまま→一瞬マスタ側のエア抜き穴を開ける+締める。
リザーバタンクが空になると、エア吸って今までの作業が台無しになるので、残量に注意しつつ、エアが出なくなるまで頑張る。その頃になると、スカスカだったレバーにも手応えが戻ってきていた。
最後に、一応念のため、キャリパ側のエア抜き穴からも数回エア抜きをした。若干まだエア噛んでるんじゃね? レバー全力握りするとハンドルに当たるので、少々不安だったが、まぁとりあえず近所一周してみよう。
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結果、20km/h位からの急制動を何度も繰り返したけど、タッチがスカスカになる事も無く、むしろブレーキよりフロントサスが底づきそうな勢いだったので、これで良しとした。
残りは、そのままだとラジポンとがっつり干渉してしまう、ナックルガードの処理。ここのサイトを参考にして、道路の側溝の網?にレバーをひっかけて梃子の原理を使いつつ、全体重かけて曲げた。
こいつ、3000円の中華製のクセに、なかなか丈夫だな(関心)。でも何とかこんとか、取り付けることができた。
ハンドルを左にフルロックしても、メータとナックルガードの間に数ミリの隙間がある。
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そしてナックルガードの芯金と、ラジポンのレバーアジャスタの間にも数ミリの隙間。
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で、レバー先端とナックルガードも数ミリの隙間ができた。
割と力任せ&テキトーwに曲げたのだけど、結果オーライとはこのことだろう。8時位から作業を始めて2時間位で終わった。
何となくもっと時間かかると思ってたけど、とりあえず試し走りに行く時間があるので、市街地だけどアチコチ走ってきた。うん、純正マスタは、「極小ストロークの中で、力加減だけでコントロールする」のに対し、ラジポンはストロークが十分あって、ストロークが増えるに従い握力が必要になる、といった違いだ。
個人的には、ある程度ストロークしてくれた方が好みでもあるし、そもそもオフ車のフォークはクッソ長くて柔らかいから、うっかりガツッと効かせようものなら、一気にノーズダイブしてしまう。 それがラジポンだとフォークの縮み具合をコントロールしながら、急制動ができるので、操ってて単純に楽しい。オフ車にはラジポンなんて邪道かもしれないけど、割と俺は気に入りました。
唯一の懸念点は、リザーバタンクがマスタ別体式なので、オフで枝に引っ掛けたり、転倒した時にモゲるんじゃないか、って所かな。暇を見て、リザーバタンクガードを設置しようっと。
†2020/2/24追記
装着してから何度か走ってた。
昨日は三浦半島に散歩に出かけたのだが、イキナリ目前の4輪車が右折を始める……俺は咄嗟に半分パニックブレーキでレバーを全力で握ったのだが、
あっさりとレバーが底づきして制動力が上がらない。
一瞬頭を過る走馬灯。ま、この時は右折人殺し4輪ドライバが気づいて、すぐに止まったから接触等起きずに何を逃れた。
ってな事で、翌日にもう1回エア抜きをしてみると、割と洒落にならないレベルのエア噛みが排出された。
やっぱ素人DIYは1回じゃ上手くいかないねぇ。
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